ひとは思いこみでできている

思うこと 気づいたこと なんでも書く

「幸せ空間ですね」エレカシツアーレポート

こんにちは。先日開催されたエレファントカシマシ 30周年記念ツアー “THE FIGHTING MAN”〉神戸公演に行って参りました。

 

(さすがエレカシさん、ツアー真っ最中ということで注目度も高く、私の一介のブログでも見てくださってる方がいらっしゃるようで、エレカシさんの記事が多くアクセスされていました。誠にありがとうございます。)

------

当日は夏本番のような蒸し暑さでしたが、よく晴れて気持ちのよい空でした。

誘ってくれた友人Yちゃんと共に1時間前くらいに向かうと、立ち見席を求めて長蛇の列、記念スタンプを求めてこれも長蛇の列。背中に兵庫と書かれた都道府県限定のTシャツに着替えた方たちもそこここにいらっしゃって、みなさん楽しみにしてるのがわかりました(^-^)

------

初!エレカシライブ。

ライブというものには30年近く前に一度行ったきりの私は、ライブ自体も初めてみたいなもので、観客なのになぜか緊張して、席に着いて開演を待っている間に脳が酸欠になり若干気が遠くなりました笑

いざ、メンバーみなさんが出てきたと同時に観客の方々も立ち上がり、最後までほぼ立ったままの興奮するライブでした。

酸欠だった私は、演奏が始まるやいなや、呑み込まれるように渦に巻き込まれてしまい、具体的なことはほとんど忘れてしまいました。

しかし!

ところどころ覚えていることを順不同ですが書きます。どうぞよろしくお付き合いくださいませ。 ※演目は下記のサイトよりお借りし、最後に載せております。

 

⚫︎一番大きく感じたのは、この人たちはライブの人なんだ、ということでした。
「ファイティングマン」や「奴隷天国」「デーデ」、新曲「風と共に」、すべてライブで聴いてこその楽曲なんですね!
ものすごい迫力で、特にドラムがもう…良すぎて驚きました。「奴隷天国」「生命賛歌」の厚みといったら、音を浴びてる、と感じました。
音の厚みもすごいし、演奏が一曲一曲きちっとしてるから、そこにあの歌声を乗せると空間全体に、勝手にぶわぁっと広がっていくような感じを受けました。
あの声と演奏はセットなんですね~。

しっかりと作られた受け皿だからこそ、宮本さんがその上でさまざまな声や表現で遊べる、ということなんですね。CDで聴いていたのとライブではガラッと印象が変わりました。ライブ聴くべし!

そして、CDでは「ファイティングマン」のよさがあまりわからなかったのですが、生で聴いたらいいのがよくわかりました。
ほかにも、私はどちらかといえばテレビで流れるようなポップな売れ線の曲のよさがわからなくて「うーん…」となってしまうのですが、「奴隷天国」「デーデ」「やさしさ」「ハロー人生!」「生命賛歌」といった曲はライブでの演奏が素敵ですね!

数日前に、新曲の「風と共に」をラジオで一度聴きました。やさしい曲調だと感じたのですが、ライブで聴くとまた違う大きさや広がりを感じて断然よかったので、この曲は世に浸透したらいいのになぁと思いました。歌詞もいいですね。

 

⚫︎いつもCDかyoutubeでしか聴いていないのですが、生で聴く声はCDの声よりも高めに感じました。かん高いというわけでは勿論ありません。CDで聴くより一段ほど高くトーーーンと通る感じがしました。

しかし声の素晴らしさを痛感しました。財産ですよね。高く、太く、深く、強弱も自在に操って、魔法か!

(私はStingさんが好きなのですが、THE POLICEの時と今では声が全く違いますよね。ハスキーなのは変わらないけど今の方が深みや低音が増して美しいです。宮本さんもそんな感じがしました)

⚫︎宮本さんがお話になったことなど

ステージをうろうろしながら一生懸命話してくださってるのですが、やさしい口調なのですがどうしても漫談みたいで(失礼)、歌っている時とのギャップが激しすぎます。

  • 宮本氏が新曲について説明されていた時。NHKみんなのうた、いつやってるかは調べてもらったらわかると思うんで」みたいなことを仰っていた時、手元が思いっきり「雑誌をめくる」しぐさをしていて、帳面か!アナログ!と思いました。
  • 一度ドラムとのタイミングが合わなくて、曲が入りなおしになった時がありました。歌い終わって宮本氏は「アイコンタクトでいつも入るんですけど、僕がアイコンタクトを忘れまして。だから彼は悪くないんです。失礼しました」と仰っていました。(友人Yちゃんいわく「自分が悪かった、と折れるのは珍しい」現象とのことでした^o^)
  • 曲が終わるたびに、深く腰を折っておじぎされていて、その姿勢が自然に応援したくなるような感じで、ますますのご活躍を!と祈ってしまいました。
  • ジュンク堂がいっぱいある神戸!」私も本が好きでジュンク堂も好きなのでうれしくなります。
  • エレファントカシマシ、いろんなタイプの曲があると思うんで」本当ですね。私は「ガストロンジャー」「RAINBOW」が大好きですが、「笑顔の未来へ」といった曲との違いが大きくて、でも何を歌っても宮本さんの歌にするところ、といいますか、宮本さんの歌声あっての曲達なんだなぁと実感しました。
  • 第1部では、黒いジャケット、白いシャツ、黒ネクタイ。途中でジャケットとネクタイを脱ぎ、白シャツを出して歌う。第2部では黒いシャツに着替えて出てこられました。
  • 客席近くまで寄っていって、つぶやくように「幸せ・・・幸せ空間ですよね」と仰ったのには、人のよさが全開で、こちらもにこにこしてしまいました。

⚫︎友人Yちゃん談によりますと、今回宮本さんは曲の説明などいつもよりたくさん話してくれた、とのこと。曲自体も全体にゆっくりめの演奏で、いつもなら畳み掛けるように、間違ってもそのまま続けるくらいだけれど、今回は一曲一曲ゆっくりめだった、ということでした。

⚫︎ステージセットについて。

簡素と言っていいのか、ライトが数本あるだけで、スクリーンもなくシンプル。

けれど、曲ごとのライトでの演出がその曲にピタッとはまって、否応にも目が釘付けになりました。曲を盛り立て、時に観客席も照らす赤や真っ青の光。

終わりの頃、明るくなったステージに、このスクリーンが降りてきました。

f:id:piyosuketochocotoume:20170704231548p:image

※ホームページよりお借りしました

シンプルに、言いたいことを言ってもらったような感じで、私はグッときました。  

 

そのほか・・・

⚫︎数席前に、70代と思しきご夫婦がいらして、初めから終わりまで立って見てらっしゃいました。年齢問わず惹きつける魅力があるんですね(^-^)

⚫︎席は一階、真ん中よりの通路側でした。私の前に、今からカクテルパーティですかといったようなミニドレスに8センチヒールの美魔女がいらして、通路に乗り出して踊っておられたので、残念ながら宮本さん・石森さん・ヒラマさんは見えませんでした。石森さんの弾く姿見たかったなぁ…。でも、成治さん・トミさん・村山さんはよく見えました。宮本さんの話す間、本当に不動の成治さんを見て「修行か」と思いました笑

⚫︎トミさんコールが多くて、さすが人気だなぁと思いましたが、最後、ステージ前に出てきた時のはにかんだような笑顔が素敵で、人気なのもわかる!

終わりには、みなさんで並んで肩を組んで大きくお辞儀され、その様子が楽しそうでしたし、観客の方々の惜しみない拍手があったかくて、気持ちのよいコンサートだなぁとすごく感じました。あんな激しいパフォーマンスなのに、最後のこのさわやかさは何なんでしょう。

 ⚫︎最後に・・・

第1部では曲が作られた背景などを丁寧にお話になっていましたが、第2部では次から次へと演奏が続き、めまいのするような音の坩堝へ。

一曲一曲が楽しめて、なおかつお話も聞けて、会場全体はやさしくなごやかな空間で、宮本さんの仰る「幸せ空間」でした(^-^)

 

以上です(^-^) すごく楽しかったです〜!エレカシさん、Yちゃん、ありがとう〜!

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

※こちらのサイトより、セットリストをお借りしました。ありがとうございます。

http://ekdb.xrea.jp/sl.php?a=20170702

2017/07/02(日)  神戸国際会館

こくさいホール セットリスト

 〈第1部〉
01.歴史
02.今はここが真ん中さ!
03.新しい季節へキミと
04.ハロー人生!!
05.デーデ
06.悲しみの果て
07.今宵の月のように
08.戦う男
09.風に吹かれて
10.翳りゆく部屋
11.桜の花、舞い上がる道を
12.笑顔の未来へ
13.ハナウタ~遠い昔からの物語~
14.3210
15.RAINBOW
16.ガストロンジャー
17.やさしさ
18.四月の風
19.俺たちの明日
20.風と共に
 〈第2部〉
21.ズレてる方がいい
22.奴隷天国
23.Ladies and Gentlemen
24.コール アンド レスポンス
25.生命賛歌
26.TEKUMAKUMAYAKON
27.夢を追う旅人
28.ファイティングマン
 〈アンコール〉
29.so many people

 

さっそくiPodのプレイリストを演目順で作りました!