いよいよ『ツイン・ピークス』
こんにちは。
『ツイン・ピークス』始まりますね。
(画像はお借りしました)
ずっとずっと待ってました。
私のデヴィッド・リンチ好きは、年季入ってます。(まぁただ好きな期間が長いだけとも言いますが…)
『ツイン・ピークス』を学生時に見て、その世界観に魅かれて『イレイザーヘッド』を見て(どちらもビデオです、ビデオ懐かしい)、なんじゃコリャ!!と思ってからずっとファンです。
90年代以降の日本に来た映画『ロスト・ハイウェイ』『マルホランド・ドライブ』『インランド・エンパイア』を映画館に観に行きました。いつも割と空いてるところがリンチだなと感じます。
たぶん誰も付き合ってくれないと思って一人で行ってましたが、一人で正解! この世界を味わう(理解は不可能なので)には、一人の時間がどうしても必要です。
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今まさにWOWOWで第1話を特別公開中です。
『ツイン・ピークス The Return』第1章
http://news.mynavi.jp/ad/2017/entertainment/wowow/sp_r/
早速観ました。そうそうこれこれ、この世界。おなじみのリンチの世界です。懐かしい部分もあったけれど、新たな謎がたくさん出てきて気になってしょうがない。
リンチ作品は、もうなんなのかわからないままに引きずり込まれる。画面に映るすべてが妖しく疑わしく感じる。普段見過ごすモノや場所、色や音、表情や動き、光も影も、すべてに意味を持たせておいて、大小取り混ぜて散らばせる。毒々しい色合いで耳触りな音で、こちらの気を引く。訳のわからないそれらの中には、でもとても美しく純粋ななにかが隠れているので、それを見つけたくなる。
お借りした画像を見ると、クーパー捜査官も、オードリーも元気そうですね。さすがに歳を重ねてます。
さらに『マルホランド・ドライブ』で主演だったナオミ・ワッツや、『蝿の王』の時の少年姿が好きだったバルサザール・ゲティ(『ロスト・ハイウェイ』に出演)なども出演予定だそうです。
『マルホランド・ドライブ』のキャッチコピーは「わたしのあたまはどうかしている」でした。映画を観てうなずきました。まったく理解できないまま映画館を後にして、ようやく最近になって解説しているサイトを読んで、そういう意味だったのか! とわかった次第です。その間15年以上。15年以上もの間、わたしのあたまの片隅にはその世界がありました。理解は二の次で、ただリンチの世界に酔うことが心地よく楽しいのです。そしてそんな心地にさせてくれるのはリンチ以外にいません。簡単に理解させてくれるなんてリンチではない。デヴィッド・リンチはこうでなくっちゃ。
放映がとても楽しみですね!でもうちにはテレビがないので見れないんですけどね。ははは!(泣)