ことりのように

旦那さんと文鳥とオカメインコと暮らしています。日々のこと、思うこと。ことりのように自由にはばたいていきたいです

はじめの一歩

こんにちは。

先日、” 養生 ”(漢方)について勉強中とお話しましたが、ちょっと発見があって面白かったので書きます。

「漢方の病因論」として、「内傷(七情)」(ないしょう・しちじょう)というものがあります。

 

内傷は体内・自分の内から起こるもので、七情とは七種類の感情の動きのことをいいます。

感情の動きが急激だったり、長く続いて、「過剰」となった時に、健康を害する要因となってしまうことをいいます。

七情には、「怒・喜・思・悲・憂・恐・驚」の七つがあります。それぞれ漢方でいう「対応する臓腑」があり、その臓腑の「気・エネルギー」が「七情」によって侵されると病気になる、という考え方です。

怒 → 気が上がる

喜 → 気が緩む

思 → 気を結ぶ、気がつまる

悲・憂 → 気が沈む、気が消える

恐 → 気が下がる

驚 → 気が乱れる

漢方をご存じない方も、なんとなくイメージできるのではないでしょうか?

怒り心頭に発す、といえば、頭から湯気を出して怒っている、血圧も急上昇、みたいなイメージが湧きますよね^^

この「」というのが言葉にしづらく、目に見えないものなのでわかりづらいと感じていたのですが、七情については、「気」を「声」や「身体(筋肉)の動き」に置き換えるとわかりやすい!ということに気づいたのです。

すなわち・・・

→気が上がる→ 声が上ずる。肩もいかってきて、頭からカッカと怒気が上がる感じ。

→気が緩む→ 声や身体がゆるむしまりがなくなったりフワフワしたりソワソワしたり、喜んでとび跳ねたりするので落ち着かない

→気を結ぶ・気がつまる→ 思い悩み過ぎて声がつまる・出ないぐっとこらえる感覚。身体も固まってぎゅっとなっている感じ。

悲・憂→気が消える・気が沈む→ 意気消沈声は小さくかすれ、消えるよう。身体も肩が下がって沈んでいる感じ。

→気が下がる→ 恐れるとしゃがみこむ腰が抜ける感覚。声も出づらくなる。

→気が乱れる→あわてふためく。声も乱れる。身体もガクガクとぎこちない動きになる、ふるえる感じ。

 

いかがでしょうか^^

対応する臓腑(五臓といいます)の「気」がまっさきに影響を受けるのですが、たとえば「思」であれば、対応するのは「脾・胃」といい、食べ物の消化吸収を担う臓器です。そのため症状として食欲不振になったり消化がうまくいかない、という状態になります。

そしていずれの七情も、対応する五臓とともに「心」という臓腑に影響します

」(しん)とは、血(けつ。血液だけでなく、栄養の源をいいます)を巡らせるとともに、精神活動(精神・意識・思考)を担っています

そのため、「思」(思い悩み過ぎ)は、「脾」「胃」とともに「心」にも影響します。

そうすると食欲不振プラス、動悸がしたり、集中力がなくなったり、不安感を持ったり、物忘れをしたり、眠れなくなったりとまったく「気持ちが落ち着かない」状態になる

対応する五臓に加えて、「心」のケアも必須になります。

さらに、「心」はほかの臓腑の機能もコントロールしているので、「心」が弱ると違うところにも影響してしまいます。それぞれの臓腑は、そのつながりの強弱はあるもののひとつだけで動いているわけではないので、ここだけ治せばいい、というだけでは済みません。

・・・

「声」や「身体の動き」に置き換えるとわかりやすい、ということを発見したとだけ言うつもりが止まらなくなってきました。

漢方って、肉体のことだけではないんですね。こころや意識・思考についても身体の一部として捉えて考える

そして、逆も考えられるんですよね。

「脾」「胃」が弱ると思い悩みやすくなる。

「怒」に対応する五臓は「肝」といいますが、「肝」が弱ると怒りっぽくなる

「喜」に対応するのは「心」ですが、精神がどっしりと落ち着くためには体内の「血」が必要です。その血が足りなくなると、「心ここにあらず」な状態になります。血そのものが足りない = 貧血、だったりすると、頭にも血がいかずふわふわした感じになります。落ち着いてものを考えたりもしにくくなる。

さらに、「心」がコントロールする「血」を貯蔵しているのは「肝」という臓器です。「心」が弱って「血」が足りなくなってしまったら、「肝」もあわせてケアし、貯蔵量を増やすこと。すなわち、「血」の材料を摂り入れること。

・・・

ますます止まらなくなってまいりました。

私はまだスタート地点にも立てていないくらいの素人で、いまは暗記するだけで手一杯ですが、知れば知るほど目が開く感覚です。それぞれの臓腑のはたらき、感情の動き、そのほか季節、年齢、性差、生活環境などが互いに影響し合っている。

漢方は、「人」を見て、診ることができるんですね。その人のオーダーメイドで考えていけるところが、西洋医学とまったく違っています。

同じ症状でも、体質が違えば治し方も違う。

住む土地柄によって、出やすい症状や病気が違う。

季節や年齢で、気をつけることも違う。

これらって、考えれば「違って当たり前」のことなんですけど、意識しなければ流してしまうことでもありますね。

漢方を知ると、生活全般でいろんなことを試したくなるし、原因と結果のつながりがわかった時にとっても面白い!

なるほどなるほどなるほど~! ってなります。^^

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いやはや、まだ試験勉強中なのですが^^ お付き合いありがとうございます。