ひとは思いこみでできている

思うこと 気づいたこと なんでも書く

言葉の意味を決めつけていた

「可能性」という言葉。

どんな風に使いますか?

 

私は「可能性」という言葉に、「未来」「進歩」「成長」「開ける」「広がり」「できる」「明るさ」といった意味を、勝手につけていました。

だから、犯罪や災害が起こった時のニュースで、「再犯の可能性がある」というように「また悪い(恐ろしい、嫌な)ことが起こるかもしれない」ことに「可能性」という言葉を使われるとものすごく違和感があって不快でした。

災害や犯罪がまた起こる可能性、と言うのなら、また起こる「おそれ」がある、と言えばいいのに、とずっと思っています。

 

ほかにも使える言葉があるのに、違う言葉を使おうという気はないのかな、語彙はないのかな、と思うくらい、言葉使いが貧弱だとニュース原稿に対して感じるのですが、これも決めつけです。

要は、ひとつの言葉である、そしてひとつの言葉でしかない「可能性」に、自分の思う意味づけをしていた、ということです。

決めつけてしまっていた。

私の思う意味づけは、「よい」意味だからいいものなんだ、こうあるべきだ、なんて悦に入ってたのかもしれない。

自分の枠も、狭めてしまっていた。

 

ただやっぱり、「可能性」を使うなら、せっかくなら気分のよくなるような意味合いで使いたいな、という気持ちは変わらないんですけどね。これが私の変えたくないところなのかな。

 

人と話していて同じ言葉を使っても、それぞれがその言葉に対して持つ意味が違ったら、話が噛み合わないくらいになるのかも。

すれ違いってこんなことからも起こるのかもしれない。少し怖く感じる。

でもだからこそ、それぞれの思うことを知ることは面白いんだろうし、とても興味がある。