ひとは思いこみでできている

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“絶対”って思わなくなった

 

歳をとってきて心底よかったと思う自分の変化は“絶対”がなくなってきたこと。

絶対のあとには「こうあるべき」「すべき」がたいがい続く。強い語気だ。そして“絶対”と“べき”で、二重に不自由になってる。

不自由だし窮屈だし、自分の小ささやせまさを露呈していてみっともない。

若い(幼い)時はちょっとしょうがない。経験もない知識もない、小さな世界で生きているから想像力も乏しい。潔癖でもある。だからなんでも自分だけのものさしで測って、決めつける。

不安だから。確たるものが自分にないから、外に求める。絶対こうだよね。絶対そうするべきだと思う。絶対、絶対。なんやねん、絶対って。。かっこわるい。

中年になって、そういう枷から自由になって、どんなこともあり得るし、どんなことも起こり得るし、どんなふうでもいいやん、と思えるようになった。

“いい加減”っていいな。とっても楽しい。