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最近の押し売り

最近の押し売りセールス

玄関先までお願いします」って言うようになった。

なぜそっちの都合で「出てあげないといけない」んだろうか。

こういうの、適当にやり過ごせなくて、むかっ腹が立つ。

なぜ腹が立つんだろう?

 

セールスは、いらないものを無理矢理売るために、一方的に自分の売り口上を言うため、言いたいことを言うため、にやってきますね。

それが、インフラである電力会社やらガス会社やらを騙っていても、押し付けるセールスには変わりない。

「あなたのため」という嘘をついて、押し付ける。

「おトクです」「みんなやってます」なんていう煽り文句をぶら下げて、さも「いいことお伝えしてます!」的な猫なで声で。

 

あなたのため、家族のため、社会のため。

本当に「私のため」なんて、よそのもんが考えてくれるわけない。利益で動く企業なんですもんね。

こちらからすると「いやそれはあなた、自分のためにやってるだけ」なわけですね。

玄関先までお願いします、って、まったくお願いされてない態度で言われてもカチンとくるだけ。でもまぁ押し売りって昔っからなくならないんですよねぇコレが。サザエさんの漫画にも出てきますもんね。

 

そう、そんなもんをカサにきて親切ヅラして押しつけてくることそのものにも腹が立つんですが、それだけでない、

距離感を狂わせ、ズカズカと入ってくる態度に怒りと恐怖と拒否感と嫌悪感を感じるのです。気持ち悪い。

これは境界を無理矢理越えて来ようとする気味悪さなんでしょう。

こちらに利益なんて一切ない押し売りは「玄関先」で帰ってもらいましょう。

玄関は、魑魅魍魎との唯一の境界線

蹴破るのは無理でも、ピッキングなんかではひとたまりもないような玄関。それでも玄関があってよかった。自分の身は自分で守れるよう、鍵かけてチェーンかけておくのも安全を得るためには必要なことだって心底思いました。

「玄関先」での攻防戦。

やつらは攻略方法をもっと考えないと「玄関先」から奥へは入れない。

入れるか入れないかはこちらの都合、こちらの判断、こちらの気分、などなど、こちらサイドで決めていい!

境界線を侵すヤカラは断固拒否してもいい。

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最近の口上でよく耳にしており、でも気持ち悪い違和感を感じていたこの「玄関先までお願いします」の一言。

ただのハヤりかなぁと思っていたのですが攻略できないからこその「玄関先までお願いします」なんですね。

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自分と他人との境界線、と一緒なんだ、と考えさせられました。

なんだかんだ押しつけてくる人には、こちらの都合、判断、気分、好き嫌い、で入れるか入れないかを決めていいのだ、とあらためて思いました。