ひとは思いこみでできている

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正しさ以外の世界

最近よく思う。

正しさは人を傷つけるんだなぁって。

私も今まで正しいか正しくないかという判断基準で考え行動していたところはおおいにあった。大切な価値観だと思っていた。

最近になって、いやそれでは誰も救えないし人を追い込むだけでなんにもならない、と思うようになった。

最近になって、ようやく、正しさをふりかざすことの幼稚さ、せまさ、自分で考えないずるさを感じるようになってきた。

最近になって、やっと、正しさ以外の世界の方が豊かで広がりがある、と思うようになった。

友人に、したつもりがないけれどアドバイスしたと受け止められ、ものすごく反省した。アドバイスなんて誰も求めてない。みんな、答えは自分の中にしかない。

いくら「私は〜と思う」「私はこうしてみたら〜だった」という言い方をして、けして「あなたのために」なんて言ってないと言い張っても、相手には余計な押しつけになってしまった。

その言葉たちは、熱意をもって渡した言葉でも、包むようにそっと渡した言葉でも、相手には届かないひとりよがりのものになる。

ひとつの言葉でも、捉え方も感じ方もみんな違う。だから私は私の言葉で表すしかないのだけれど、できたら、誤解のないよう、平易で、簡潔に、あたたかな言葉使いをしたい。

勝手な思い込みの正しさはいらないけれど、「言葉の正しさ」は、大事にしたい。私の大切なことのひとつとしたい。

これから生きるなら、正しさ以外の世界で、正しさ以外の価値基準をもって生きたい。