違う価値観に出合う
違う価値観やものの捉え方は人から教わることが多いですね。
そんな風に考えたことなかった、そんな捉え方をするんだ、そんな反応をするんだ、と驚いたり新しい発見につながったりします。
ひとつの言葉を取っても、人によって捉え方が違ったりする。共有することの難しさを感じます。
自分自身では、今まではこんな風に考えてたけどまったく変わったな、と思うこともよくあります。でも人から与えられる衝撃よりはゆるやかな変化です。
例えば子どもの頃はシイタケが嫌いで食べられなかったけれど、今はいろんな食べ方を知っていて、おいしいと思う。
でも昔のシイタケ嫌いの頃の気持ちも知っているから、昔の私を丸ごとくるんで今の私がある感じ。おまんじゅうのよう。
人からの刺激は、想像もつかないところからボールを投げられてバシッと受け止めた感じ。体験というベースがないから、驚きと衝撃がある。
そしてその違う価値観やものの捉え方を知った時、私の中で瞬時に舞台が転換する。
驚きとともに世界がバーッと広がる。人によって、自分の世界を広げてもらっているんですね。
変化にすぐにはついていけなくて混乱しながらも、えっ、そんな風に考えるようになったのはどうして? と知りたくなる。
人の体験や、話を聞くことは、自分だけのせまい世界からちょっと抜け出られるような、違う世界を見せてもらえるような感じがする。
色合いも空気も風景も、広さや奥行きもまったく違う、人それぞれの世界。
いつもの景色もいいし、違う景色もいい。