ひとは思いこみでできている

思うこと 気づいたこと なんでも書く

健康ってどんな感じ?

このところ立て続けに「健康本」を読んでいます。

「健康本」と勝手に呼んでますが、単行本でも、雑誌でも、広告でも、ネットでも、健康にまつわる記事や情報が出ないことがないくらい世の中には、方法やアイデアや運動や食品や薬や機具がどんどん出てきているんですね。

これだけ多いとそれぞれを把握することも難しい。あっちではああ言い、こっちではこう言い、しまいにはどれも嘘くさく感じられてしまうのは私だけでしょうか。

自分の身体が欲しているものがわからなくなっているから、いろんなことを知っている(だろうと勝手に思う)、完璧に健康な(のだろうと勝手に思う)人や書籍などに頼ってしまうんですね。

健康になりたいから、とひとくちに言ったって、人それぞれどんなふうな姿がその人の「健康像」なのか、私の「健康像」ってなんなのか、そういえば考えたこともありません。ただ今が不健康であるという自覚があるからなんとかしたい、とあせっているだけで。

私の思う健康・不健康と、友人の思う健康・不健康は違うんでしょうか。聞いたことないからわからないけど、聞こうとしたこともなかったな。

**

ちまたでよくある健康チェックみたいなもの、面白いからよくするんです。自分の傾向はどんなもんか知りたくて。

「はい・いいえ・どちらでもない」みたいな簡単なものから、点数を足し引きして、といった複雑なものまでいろいろありますね。

いつも自分の答えを知って満足してたのですが、ふと思ったのです。人が同じチェック項目で私と同じ答えになったとしても、その人と私は本当に同じ傾向を持ってるのかなぁ?

例えば「はい:5点」「いいえ:0点」「どちらでもない:1点」として、10項目あるとします。そしてその項目1〜5でA、6〜10でBという結果が出る。

私は1〜5が「はい」、6〜10は「いいえ」だったら答えはAですよね。=25点

同じように、だれかが1〜5に「どちらでもない」、6〜10に「いいえ」でも、答えはAなんですよね。=5点

なんというか…25点と5点の差って?…答えの密度?薄さ?みたいなものを感じたのですが、傾向を見るチェックってこんなものなんでしょうか。

私はすごく当てはまって10点だけど、その人は2点くらいでも他の項目が0点なら、同じ答えになるって…。

健康状態を見る目安としてもこうしたチェックは使われてると思うのですが、同じ傾向だという結果が出ても、点数がぜんぜん違うやん!ほんまに同じ結果?と思ってしまった。

(私は理系人間ではないので、こんなこと自明の理だったとしたらそれも驚くのですが、なんか頭がゴチャゴチャになります。)

**

たまたまアレレ?と思うことがあったからこうして思い巡らすきっかけになったけれど、根本として、こんなふうになれたら、という私にとっての健康な状態、という自意識といいますか、自覚がいるんですね〜…。

いろんな目新しい情報を読んだり、お知恵拝借的に豆知識をやたら増やしたり、やってみようと決心しても三日坊主なんてのは、自分の答えがグラグラだからなんですよね。

「健康にいい!」といわれるものをかたっぱしから試していけたら、どれが自分に合うのかわかるんでしょうか。…私が私の身体を知っていないから、それも違うような気がしますね。

健康への道のりはまだはるか遠く…。それでも懲りずにいろんなこと、やってみます。