読みたい本が続々と
高村薫『我らが少女A』
宮部みゆき『さよならの儀式』
梨木香歩『やがて満ちてくる光の』
作家や本の情報をなんにもチェックせずにいたら、いつのまにやら好きな作家さんの本がたくさん出版されてた!
嬉しい限り。
高村薫さんの本だけは見つけ次第買っていいって自分に許しているので(笑)、もう何も迷わず買ったのだ。
どんなものを買うにしろ、うーん欲しいけどどうしよう…お金もピンチだし、置く場所もないし、そんなどんどん買ってたらあかんかも…と悩み迷うのが常のワタシには、欲しい→すぐ買う、という行動がものすっっごく爽快だった。心からうれしいって思った。目の前がキラキラした。
お金で買える幸せがある。
でも現実ではそのお金が目減りすることの恐怖が先に立つ。お金は大切。あるけどないし、ないけどあるもの、と思う。
しかし今は入院や手術費用のためになるべく節約しなければならない。
いつか元気になって、使った分また稼ごう、とか前向きな気持ちにもなれないので苦しい。
お金のことが今の一番の恐怖になっているけど、それだけじゃない。やっぱり身体が日々しんどく、息があがり、普通にできてたことがしづらくなっている。
どんどん内向きに、狭く、こわばっていく気持ち。
楽しかったことが楽しくなくなっている淋しさ。
普通の生活から離れていく恐ろしさ。
先の見えない怖さ。
目の前のことしか見られない。
ほおっておくと、自分は孤独だと追い詰める自分がいる。
いつからこんな風になったんだろう。
いつまでこうしてなきゃならないんだろう。
私の楽しみって、いったい何?
わからなくなっている。
だけど、ほんの少しの輝きが、それが「本を読むこと」だった。
心安らぎ、リラックスして、ふくふくとした気持ちになり、自分を大切にしている、と感じる行為のひとつは「本を読むこと」だった。
あらためて発見したような心地だ。