ひとは思いこみでできている

思うこと 気づいたこと なんでも書く

みうらじゅん氏いいこと言う

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みうら:何事も続けることが一番大事です。俺もいろんなジャンルに首を突っ込んできましたけど、それって「好き」であり続けるために重要なことなんです。

好きになるまでやり続けることも俺の基本スタイルですから。というのは、はじめから好きなものって飽きるのも早いでしょ。まず、自分から積極的に好きになるスタイルを貫くことも大切です。いま自作の「SINCE」のTシャツを着てますけど、大好きなわけじゃないですよ(笑)。「こんなの誰が着るんだ? 俺だ!」って思ってやってますから。

みうらじゅんが自らデザインした、「Since DYLAN」Tシャツ
―身も蓋もないですけど、たしかに(笑)。

みうら:でも続けていく内、ノイローゼみたいになってくるとね、そのものの面白さがようやく出てくるんです。一時期は「SINCE」が好きになりすぎて、ヒヤシンスの球根を育ててましたから。「SINCE(シンス)」つながりでね(笑)。ある種の暗示を自分にかけていくことで好きになっていくんです。

こわいもの見たさで長年動向を追い続けているみうらじゅん氏、いいこと言ってます。

続けることって、当たり前にできることだと思って生きてきて、でも実際はそうでもないの…? だってまわりを見ても、みんな当たり前のように仕事をし、家事をし、生活をしていること、これは継続だと言えるだろう、だからどの人も当然できることだと思ってきた。

そうでもないの? 続かないことも多いの…? 続けていても、やりきった、と思ったらやめるのはどうなの…?

「続ける」ということがよくわからなくなって、あいまいな感覚に陥っていたけど、みうらじゅん氏、この人が信念をもって続ける、をしているんだ。

 

好きだから続けること、好きでもないけど続けること、その「続けること」で見えることわかること、気づくことはたくさんある。

でもそれは、そつなくこなす、で続けていては見えないものだ。

もういやだいやだ苦しいできないかも、と思いつつ、ぐーっと入っていって、ある時パッと世界がひらけるようにわかることがある。

どうしても合わないなら続けたってつらいだけだからやめたらいい。だけど、そればかりだと自分が薄い上澄み部分だけの存在のように感じてしまうから、もう一歩踏んばって深いところへ入っていけたらいいな。

 

みうらじゅん氏は好きなものをいっぱい持っているんだろうな。

 

この記事とは別に、糸井重里氏との往復書簡ならぬ往復インタビューもおもしろかったです。

みうらじゅん 師匠・糸井重里氏からの破門で見えた道|エンタメ!|NIKKEI STYLE

みうらじゅん+糸井重里 もともとなかった仕事をやっていた。 - ほぼ日刊イトイ新聞