ひとは思いこみでできている

思うこと 気づいたこと なんでも書く

なってみた

 

なってみた、なってみたんだ。

通っているヨガスクールで、

ゾウに、トラに、コブラに、バッタに、飛行機に(生き物じゃないけど)、そしてに!

こういうのは、身体のあらゆる部分を効果的に動かすただのポーズとしか考えてなかったけれど、

「自然の中にいるイメージ」を描きながら身体を動かすレッスンがあって、インストラクターさんのガイドと音楽で動くのだけれど、イメージは人それぞれでどんな風に想像してもいい、と言われて安心したからか、

自分がどんどん自分の中に入っていくのがわかった。

あれ?いつも冷静な私が(冷静だと自分で思っている笑)、周りを気にせず自分の内側に入っていっている。

そう気づいたことにもびっくりしたし、

イメージすることが苦手と自分で思い込んで「難しい」「できない」と勝手に足枷はめてたけど、

今わたしは砂浜に寝転がっているし、今わたしは森林の中にいて草をかき分けて進んでいるし、今わたしは鳥になって風を受けて揺れながら地上を見下ろしている。

なにこれ面白い! とすごくワクワクした。

 

鳥になって、空から地面を見ている。身体は揺れている。草も、川も、ほかの動物も小さく見える。

前を向いて、もっと空高くを目指す。空にまっすぐ飛んでいく。

身体の上にも横にも何も見えない。風だけ。遠くの景色だけ。

すごく爽快で、自由で、少し怖い。

 

今まで、じっと想像するだけでは、よくわからなくなって、やっぱりイメージするのは苦手だと思っていたけれど、

こんな風に実際に身体を動かしたり、身体の感覚(足がグラグラするとか、手や脚を大きく伸ばすとか)と合わせてイメージすると、頭の細胞が起きる、ような感じがした。

身体と、心と、頭と、ぜんぶ使うと、わたし自身がとてもよろこんだことがわかった。

身体を使う、ってこういうことを言うのかな、と少し思えた時間だった。