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なにこの本、おもしろそう…と図書館で喰いつき気味に手に取った『2時間ドラマ 40年の軌跡』(大野 茂さん著作・東京ニュース通信社・2018/4/30発行)

こんな本あるんや…とページをめくると「はじめに」で著者がこの本を書こうと思われた理由が3つ書かれていた。

・40周年を超えた2時間ドラマの元祖「土曜ワイド劇場」。再放送も含めて地上波、ネット、など数多く放送されているのに、番組の沿革を記したものが見当たらないことから、40年間の流れを追う

・2時間ドラマといえばワンパターン。なんて、なぜ、いつから言われるようになったのか探る

・みんながよく知る2時間ドラマ。でもあまり評価されないのはなぜか。制作に携わる方々の話を記録する

制作者側という“舞台裏”から見た内容だそうです。(だから個々のドラマについての言及はしないとのこと)

 

土曜ワイド劇場、火曜サスペンス劇場…、短い期間ならもっといろいろあったように覚えてるけど、40年なんて、そんなに長く続いてたんだなぁ。(私は「木曜ドラマストリート」のミステリーものが好きでした)

学生の頃は略し方を知らなくて「土曜ワイド」「火曜サスペンス」って言っていたけど、友人に「どよワイ」「火サス」って言われた時はなるほど!と思った。著者は「土ワイ」って書いてますね。まぁ略さなくてもいいんですけど(笑)

 

こうした、次々と消費されていくものをまとめて、分類して、体系立てていく、というのは、苦労も大きいけどすごい仕事だと思う。だれもそれをしなかった、という点でも着眼がすごいんだ。

こちらの本では、あまり評価されにくいエンタメ番組への作り手の誇りについて知ることができるようだ。楽しみに読ませてもらいます!