人生100年時代だってさ
最近、すごく拒否したこと。
人を不安にさせたり、恐怖を感じさせたりすることを口にするのは強制じゃないか。
人生100年時代、なんて、庶民の金を搾りとろうとする財務省やら保険会社やら、その他諸々の、人の人生に責任など持ってくれないところがメディアを巻き込んでぶちあげているけど、本当にそうなの?
そしてそれを真に受けたのか、その作られたストーリーに乗っかって、「だから今行動しなきゃ」とか「今までの古いやり方では成功できない」「AIに仕事を取られる前に、新しいことを勉強して身につけなきゃ」みたいなことを言われる場面に出会った。
そういうことを強く言い募る人って、演説者みたいで、なぜかだいたい説得力があるように聞こえる。思わず「ふ~ん」「そうねぇ」とうなずいてしまいそうになる。
要は、本当はどうだかわからないのに「正論」に聞こえるということだ。(ほんとにそう思って言ってるの? と不思議に思う。それってあなたの本音?)
それは「あなたの」不安であって、「私の」不安ではない。
「あなたの」正しさであって、正しさでものごとを図れるほど、生きることはそんなに単純なものじゃない。
その「あなたの」不安を人に押しつけたり、あなたと私は同じだと思わせて扇動するのは、強要だと思う。
危機感を煽って、どのように行動させたいのか。どう考えさせたいのか。
結果、「あなたの」心配や不安を、「あなたの」願う未来のために、叶えてあげなくてはならなくなる。
「あなたの人生」のために「私の人生」があるんじゃない。
そのことにひと月ほど経ってようやく気づいた。私は私の思うように生きる。