HSP : 心が“敏感肌”な人 1
HSPって、心が“ 敏感肌 ”のような感じなのかな、とふと思いました。
肌が過敏になる要因は様々ありますね。「季節」「食べ物」「金属」などへのアレルギーや、「皮膚への直接の刺激」なんかで痒みや痛み、熱を持ってしまい、炎症が起こる。そしてその時の体調によっても左右される。肌表面だけではなく、体内でも炎症が起こるととてもしんどいものです。
私は肌は強い方ですが、春の時期は花粉症で顔がとても痒くなります。鼻の粘膜も弱って出血します。季節だけでなく、胃腸の調子がよくない時は吹き出物も出るし、食べ物が合わなくて痒みが出たりもします。
香料に敏感な方がいて、化学物質である柔軟剤や香水の「匂い刺激」で、肌に発疹が出たり赤くなったりするそうです。匂いは目に見えないし、避けようとしてできるものでもありません。つらいだろうなぁと思います。敏感になっている時は、ほんのちょっと触れただけでも強い刺激になるでしょうから、露出した(露出せざるを得ない)顔や手などを、日々凶器にさらしている感じですね。
そうしたことがその人にとっての「普通」で、ずっとそんな刺激を避けていないといけないというのは相当苦しいことだと思うし、私なら触れられたくなくていつもビクビクしてしまい、周りにバリアを張ってしまうだろうと思う。
痒みや痛みは小さなものであっても、絶えず気になるものであって、気の迷いでもありません。それが常にあると、気持ちも晴れないでしょう。
HSPでつらい、と感じる時というのは、肌が炎症を起こしている時と同じなのではないのかなぁ。
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心は目に見えないし、自分でも気づいていない動きや思い込みなんかもあって、ある刺激を受けて反応する、という点では敏感肌と似ているなぁと感じました。
それが自覚している弱い部分に出れば、自分でも傷ついたことがわかる。自覚していない部分に刺激を受ければ、気づかぬ間に傷になって、あとで思いがけない形で噴出したりする。
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どんな人にも敏感な部分はあり、痛みや痒みを感じるポイントが人それぞれ違うのだと思っています。
そもそも痛みに強い人もいる。私は痛みや痒みに弱いけれど、そうでない人もいる。でもその人は私とは違う敏感なところがあるでしょう。
だから私と同じ痛みをわかってもらえないからといって、否定したり批判したりは意味がないんですよね。体質と同じで、人とまったく同じということはないからです。それをすると、翻って自分を苦しめること・責めることになるんですね。
「HSPを言い訳にしたくない」と思い込んでいた時は、周りを批判的な目で見て、責める材料を探していました。私は強くあらねば、と克服しようと必死だった時は、批判されないよう自分で自分に嘘をついていました。
自分で自分の皮膚を掻きむしっていたんですね。
いつも自分で自分を見張って、ハリネズミのようなトゲを外側にも内側にも張りめぐらせていたような感じです。
(続きます)